英国伝統のイス張り技法(Upholstery)2
英国の伝統的な椅子の張替え技法を用いた場合、座面の土台となる部分を張る際にとても強い力が加わるので椅子の枠組み自体がとてもしっかりしていなければなりません。
つまり木材の質自体が堅く上質のものでなければならないのです。
逆に言うと、現代物の椅子のように座面がベニア板で詰め物がウレタン フォームの場合、椅子そのものの材質は、極端に言うと何でも良いのです。
良い材質の木材を充分に寝かして乾燥させて使い、熟練した職人達が手間隙かけて作り上げたアンティークの家具の素晴らしさは、そんなところにもあると思います。
どんな方法で椅子を張っていくのか簡単にご紹介しましょう。
![]() | 張り替え前の座面 |
![]() | 順番にすべてのものを取り外します |
![]() | 1.Webbing (ウェビング: 麻布の帯紐)張った後、 コイル スプリングを配置して麻紐で固定する |
![]() | 2. Hessian(ヘッシャン:上質のジュートを平織りにした厚地の生地)をかぶせた後 、 コイルをTwine(トゥワイン:麻紐)で固定する |
![]() | 3.その上に ホース ヘア(馬毛)をのせる |
![]() | 4. Hessian(ヘッシャン)をかぶせた後、ホース ヘアを成形し縫い上げる |
![]() | 5.美しい椅子の出来上がりです |






