価値ある空き缶。

価値ある空き缶。
17世紀の終わり頃から、お菓子の容器として作られ始めたブリキ缶は熱烈なファンの多いアンティークアイテムです。ブリキ缶の魅力は、形はもちろん絵柄が実に豊富なことです。柄だけのものや文字が入っているものなどさまざまですが、なかにはイギリスのロイヤルファミリーを描いたものやクリスマスなど期間限定の絵柄などもあります。
生産が始まった1890年頃からオフセット印刷に変わる1950年頃までのものは、ほとんどが人の手による点描で描かれており、緻密で発色も綺麗です。特に1910年から1940年の間に作られた缶には色合いが素晴らしいものが見られます。

コレクショングッズとして人気が高いのは皇太子や皇太子妃など、イギリス皇室関係の絵が描かれた缶です。とくに、エリザベス女王の若い頃の絵のものなどの古い缶は、かなりの希少品であります。